aimorilooog

歯科衛生士,OL,フリーターを経てアクセサリー作家に落ち着いた(30才)によるブログ。製作活動のこと、仕事、音楽、夫、生活、他。人生の過程を綴っていけたらな〜いいな〜っていうブログです。

ラーゲリを見てからというものの

もう昨年の話になってしまうのですが、

 

映画「ラーゲリより愛を込めて」を観ました。

 

(このブログでは、映画の批評をするようなことを書くつもりでもないし私は映画評論家じゃないし本筋も書くようなこともしないのですが、ただあまりにも内容が重く吐き出さずにはいられない私が思ったとをつらつら書いていくものです。ネタバレを気にされる方は一応見ない方が良いと思いますが。)

 

 

映画を観に行った動機としては、単純に二宮くんが主演であることが大部分を占めていました。

 

「泣ける映画なの?」

と尋ねてくる人がいますが、泣きました。たくさん泣きました。

 

でもそれって、感動したから泣いたっていうんじゃないです。

話の締めかた的には人によっては感動?と言えるのかも?しれませんが、

 

なんていうか、、重要な部分は「感動した映画だった!」ではないんですとにかく。

 

細かくいうと本当にネタバレになってしまうので言うに言えませんが(言っても良いですか?)

 

 

例えば人間って大体80年とか生きるでしょう、

人によってはもっと短いしもっと長い場合もありますが。

 

その生きた80年が、”どういう時代だったか” でその人の人生って大きく変わるんだなと、私は知ってしまって今も震えてしまうんです。

 

自分が生きているその80年、いやもう面倒なんで約100年にしましょう

 

その約100年の間で戦争が起こった人

その約100年は平和な時代に生きた人

 

とでは、もう全然違う人生になってしまうんだなと、私は知ったわけです。

そして、私が生きているこの約100年が平和な時代だなんて確約はありません。

私たちの子どもが約100年平和かだなんて誰もわかりません。

 

 

映画は、戦争が終わった後、捕虜として捕まってしまった日本人たちの話なのですが、戦争が終わっても、戦争は終わってないです。

 

「戦争って本当にひどいものですね」

ってニノが言ってました。

何かの記事で見たのですが、実際の台本にはなかったセリフをニノが付け足したのだとか。

 

私も本当にそう思いました。

映画の中では、戦争は終わったけど完全に戦争の副産物に苦しめられていて、

仲の良い人を裏切ってでも、それがどんなに卑怯でもそこまでしないと生きられないとか

心を無にしないと、人間であることを捨てないと生きていけないとか

二度と家族に会えない苦しみだとか、

自分のせいじゃないのに。

全部自分のせいじゃないのに!!

 

 

これ、昔の人の話とかじゃないんですよもうそういう話ではない

 

 

戦争って、歴史の授業で教科書読んだり、テレビでほとんど白黒の映像を見たりしかしていなかったので、もちろん経験もしていないしで自分にとってリアルな出来事ではなかったんです。

 

でもいま、戦争が起きてますよね。

私が生きる約100年、戦争起きてます。

映画で見たような苦しみが今まさに起こっていると考えると苦しくなります。

 

 

映画を見てから毎日って言っていいくらい考えちゃいます。

自分にできることは、正直全然ないです。

 

でも戦争は絶対起こしちゃダメだ、って心から思いました。

 

第二次世界大戦の時のことを語り継げる人がどんどん減って来ているって聞きました。

そりゃそうですよね。

時間が経過していっています。

私含め若者は平和に慣れてしまっています。

慣れてしまっているというか、知らないから。

慣れるも何も、知らない。

 

でも歴史の勉強、自分から知る姿勢、が難しいのなら、映画からでもいいから知ることは大切なのかもって私は思いました。

ニノが出てるって理由で観に行った私ですが。。。